キャリアイーサネット監視機能パック

キャリアイーサネット監視機能パックで
ネットワーク管理を強化

キャリアイーサネット監視機能パック

WebNMS Frameworkは、キャリアイーサネット監視機能パックを用いることで、次世代キャリアイーサネットサービスの高度な監視や管理を実現します。キャリアイーサネット監視機能パックは、高性能のキャリアイーサネット機器や論理コンポーネントを効率よく構成し管理する機能を備えています。また、主要なベンダの機器をサポートしていることに加え、ベンダ固有の拡張（プライベート）MIBを利用できるオプションも用意しています。さらに、サービスプロバイダは、様々な設定オプションを利用し運用上のミスを減らすことで、キャリアイーサネットネットワークの生産性を向上させることができます。

キャリアイーサネット監視機能パックは、WebNMS Frameworkの機能を基に開発された、イーサネットネットワーク管理における特有の要件に対応するためのオプション機能です。OAM、KPI、RFC2544、CFMなどを扱うためにカスタマイズされた機能を装備しています。WebNMS APIに加え、キャリアイーサネット特有のAPIを公開しているため、要件に応じてカスタマイズ可能です。ベンダ特有のアダプタをサポートすることで、ベンダが新規開発したイーサネットスイッチでも、システムに簡単に統合することができます。

機能一覧

高性能のディスカバリエンジンを装備しており、サーバを立ち上げるとすぐに、キャリアイーサネットネットワークのサービスやUNI、NNI、EVC、エンドポイント、プロファイルなどのロジカルエレメントのほかに、多数のスイッチやポートをディスカバリします。主要なベンダの装置のディスカバリをサポートしています。また、マルチベンダの装置をディスカバリするためのカスタマイズが簡単にできるオプションもあります。ポイントアンドクリックで拡張可能なビューによって、アラームやパフォーマンスのグラフを含む装置の非常に詳細な情報が調査できます。

ディスカバリされたイーサネットスイッチやサービス、E-Line、E-Lan、EVCについてのカスタマーベースの精巧なマップビューを提供します。地理的に分散した大規模ネットワークでは、装置をグループに分類して地域単位のマップが作成可能です。サービスプロバイダ、MPLSインフラ、ドリルダウンビュー、およびレイヤ2のスマートビューがマップビューの最も重要なポイントです。ドリルダウンビューでは、UNI、NNI、EVCやCOSの階層化されたサブコンポーネントビューを提供します。

テンプレートベースのインタラクティブなサービスのプロビジョニングウィザードを提供してサービスとワークフローのウィザードを定義および作成し、EndPointを追加し、プロファイルを関連付けします。このエンハンスされたプロビジョニングGUIで、サービスプロバイダやシステムインテグレータは、速やかにプロビジョニング機能をカスタマイズしてマルチベンダのCEネットワークを新規にサポートすることができます。この拡張性のあるフレームワークで、速やかにプロビジョニングアプリケーションの開発や展開が可能になります。

ネットワークにあるさまざまな階層レベルのコンポーネントからリアルタイムのデータを取得するポーリングプロセスをきめ細かくチューニングする簡単な手段を提供しています。Y1731、802.1ag、802.3h EFM、MEF16のパフォーマンスメトリックスが収集されます。グラフィカルで表形式のビューにより、ネットワークコンポーネントのパフォーマンスメトリックスの更新情報が継続的に提供されます。OAMを定義し、定期的に実行し、サービスを監視し、帯域幅をサービスに関連づけるオプションを提供します。

RFC2544サービス検証を利用した自動トラブルシューティングを提供します。Y.1731オンデマンド、Y.1564 SAM試験のほかに、RFC 2544ベースの試験でサービスプロバイダはサービスを自動的に監視し試験することができます。トラブルシューティング作業はウィザードを利用してプロビジョニングできます。試験結果について分かりやすいレポートが作成されます。

障害検知時に緊急通知メカニズムでもっとも効率のよい障害管理システムを提供します。トップレベルの階層の管理者までアラーム伝播できる豊富な機能を実現しています。SLA違反のアラームをトリガーとして規定されたしきい値を超える障害に警告を発します。継続的なステータスポーリングとトラップのチェックによって、装置の障害の緊急通知が可能になります。

一揃いの網羅的なレポートを作成します。ダッシュボードビューによって、グラフィカルなGUI形式で障害やパフォーマンスの統計情報を分かりやすいビューで提供します。ドラグアンドドロップのＵＩでカスタマイズすると、ダッシュボード上のウィジェットを並べ替えることができます。遅延、ジッタトレンド、フレームロス比率、スループット、サービス単位の可用性、および利用不能秒数などに関するキャリアイーサネットのパフォーマンスメトリックスがレポートで示されるので、監視が容易になります。

ポイントアンドクリックで簡単にできる構成管理のオプションを用意しています。タスクをテンプレートとしてセーブして値を変えて再利用できるオプションがあり、タスク単位の構成管理操作が非常に柔軟に実行できます。この構成管理機能では、ネットワーク機器の自動設定をサポートしており、ミスを減らすことができます。変更とコンプライアンス機能で、ネットワーク上のコンポーネントのコンプライアンスを監視し保証します。

機能パックでは、SNMPやHTTP、Soap over XML、CorbaなどNorthboundプロトコル経由でキャリアのOSS/NMSシステムと簡単に統合できます。

ユーザ毎に割り当てられた権限ベースのログインでアクセスを制限します。管理者ビューで監査ログを通して変更を監視できます。キャリアイーサネットパックでは、サービスダッシュボード、顧客固有のQoSメトリックスやSLA検証を分かりやすいグラフで表示します。

標準設定でさまざまなベンダの装置間の相互運用を実現でるので、追加設定の必要はまったくありません。新規ベンダのキャリアイーサネットスイッチ接続用のレディメイドのアダプタで、ネットワークにキャリアイーサネット装置の新製品を追加するときの移行プロセスが簡単になります。


※キャリアイーサネット監視機能パックを利用するためにはオプションライセンスを購入する必要があります。

リーフレットを見る（PDF:816KB）