機器の遠隔監視・自動コンフィグレーション等の開発を短期間で実現
WebNMS
WebNMS Framework
ネットワーク管理システム開発ツール
機器の遠隔監視・自動コンフィグレーション等の開発を短期間で実現
RACOWプロジェクト概要
WebNMS Frameworkを利用して、当社お客様である某SIer(以下、A社)は、総務省「ネットワーク統合制御システム標準化推進事業」に関する実証実験において機器の遠隔監視・自動コンフィグレーション等の開発を行いました。
これは将来的に、スマートフォンやカーナビゲーションなどの移動端末を使って遠隔地から、宅内ネットワークに接続された白物家電、情報家電などが保有する情報を把握して、制御、管理ができるプロビジョニング機能を実現させることを狙ったものです。
(※)RACOW (RFID Auto‐Commissioning Open system with WiMAX)
WebNMS Frameworkを採用した背景
A社が担当した機器の遠隔監視と障害管理機能は、WebNMS Frameworkを利用して開発しています。A社は、自社製品をカスタマイズして、担当機能の開発することを検討していました。
しかしながら、プロジェクトのスケージュールが厳しく、短期間で多くのきめ細かい監視設定機能を開発するのは不可能ということが判明しました。そのため、短期間で厳しいプロジェクト要件を実現可能なソリューションを検討する必要があり、インターネットで検索した結果、ゾーホージャパンが提供しているWebNMS Frameworkが最適ではないかという結論にたどり着きました。
WebNMS Frameworkは、Java APIにより必要な機能を自由に追加開発が可能なネットワーク管理システム開発プラットフォームです。ゾーホージャパンのエンジニアによる製品説明とデモンストレーションを受け、必要な機能が実現可能と判断し、また日本語によるきめ細かい技術サポートも受けられるということで採用を決定しました。
A社が開発した機能は次の通りです。
- 装置・家電登録 登録するための家電オブジェクトをモデリングし、CSVファイルや家電登録リクエストを受信した情報から家電オブジェクトを生成する。また、生成したオブジェクトに基づき自動的にマップおよびアイコンを作成する。
- 装置のステータス管理 SNMP監視により、サーバやルータのステータスおよびプロセスを監視する。
- 家電の死活監視 HTTPでのリクエストにより、TVや冷蔵庫のステータスを監視する。
- 取得データの正規化および表示 正規化した値をDBに保存して、内容を分かりやすくするために並べ替えの上、画面に表示する。
- ファームウェアのアップロード アップロード画面で選択されたファームウェアをアップロードする。