C言語 SNMPエージェント開発ツールキット
WebNMS
Agent Toolkit C Edition
C対応SNMPエージェント開発ツール
スタンドアロンTL1エージェント
WebNMS Agent Toolkit C Editionは、TL1エージェントを開発するためのアプリケーション開発プラットフォームです。このソフトウェアは、コンパイル、テスト、TL1エージェントの開発が可能な統合開発ソリューションです。TL1エージェントの開発者は、ユーザ権限、チャネルセキュリティ、リソースレベルセキュリティなどの設定をGUIから行うことができ、開発効率が向上します。WebNMS Agent Toolkit C Editionは、GR標準(GR199/GR815/GR831/TR835)に準拠したTL1エージェントを作成するための統合開発環境を提供します。
WebNMS Agent Toolkit C Editionにより生成されたソースファイルは、Windows Vista/2000/XP、Solaris、Linux、Unix、Free BSD、Net BSD、HP-UNIX、OS-2などの著名なオペレーションシステムに移植され、テストが行われています。VxWorks、QNX Nutrino、Windows CE、OSEのような組み込みOSもサポートしています。エージェントのソースファイルは、他のオペレーティングシステムに移植することも可能です。
主な機能
- TL1エージェントは、Bellcore GR831/GR815/TR835 標準にに準拠。GR199のプロビジョニングメッセージを実装
- TL1エージェントを制御することができるビルトインコマンドを提供
- Autonomous Message生成、複数のTCSファイルのロード、選択したコマンドのソース生成
- クラフトターミナルインターフェース、Telnetインターフェース、シリアルポート/RS232ポートインターフェース、TCP/IPインターフェースを利用した通信
- コマンドライン編集、コマンドライン履歴、コマンドコンプリート(補完)機能
- トランスポートプロトコルをプラグイン可能なセッションAPI
- 受信リクエスト数、送信レスポンス数、送信Autonomous Message数などのエージェント情報を自己監視
- マネージャから受信した入力メッセージをNEに転送するためのゲートウェイNE機能
- 複数リクエストを同時に送信するための非同期メッセージ処理。先に送信したメッセージの処理を待つ必要はありません。
- Agent CompilerにロードしたTCSファイルのTL1メッセージドキュメントを生成
- IPv6をサポート
開発者のメリット
- 市場投入期間を短縮することが可能で、エージェント開発サイクル全体(設計、開発、テスト)で利用可能
- TCSファイルとデータセットファイルの作成と編集が可能な直観的でビジュアルなTL1 Message Builder
- エージェントを作成するためのソースコードの生成およびコンパイルをすることが可能なTL1 Compiler(Agent Compiler)
- プロジェクトワークスペースにより、段階的なエージェント開発が可能
- TL1CraftInterfaceを使用し、開発したCLIエージェントのテストが可能
- 永続化とロギングなどの付加サービス
TL1エージェント開発手順
WebNMS Agent Toolkit C Editionは、6つの手順により、TL1エージェントの開発が可能です。
- TCSの定義と編集 : TL1 Message Builderは、GR標準に準拠したコマンドシンタックスおよびタイプを定義するTCSファイルを定義、編集するための使い易いGUIを提供します。このツールは、TCSファイル用のデータセットも設定することが可能です。TCSファイルは、XML形式で保存されます。
- ソースコード生成 : TCSファイルは、Agent Compilerにロードすることができ、TL1エージェントフレームワークのソースコードを生成します。
- 実装追加 : 基本的なフレームワークの準備が完了後、開発者は、要求仕様に合うように必要な実装を行います。
- ソースコードコンパイル : 生成したTL1エージェントフレームワークと要求仕様の実装コードは、TL1エージェントを作成するためにコンパイルが必要です。
- 開発エージェントのテスト : TL1CraftInterfaceを使用し、開発したエージェントのテストを行います。
- パッケージと配置 : 開発したTL1エージェントをパッケージングし、ターゲット環境にインストールします。
TL1エージェントランタイムアーキテクチャ
WebNMS TL1エージェントのランタイムアーキテクチャは、標準ベースでオープンなアーキテクチャであり、スタンダード通信による利益をもたらします。アーキテクチャの各コンポーネントと機能を以下に示します。
TL1エージェントコンポーネント
サポートするTL1標準
Standard | Description |
GR 199 | プロビジョニングメッセージ |
GR 815 | NE/NS環境で必要とされる一般的なセキュリティ機能 |
GR 831 | TL1メッセージのシンタックス定義 |
TR 835 | GR815で述べているネットワークエレメントとネットワークシステムに必要とされる一般機能「ネットワークエレメントとネットワークシステムセキュリティ管理(NESSA)」のためのメッセージ構成、データ構成要素を説明 |
関連製品
- WebNMS Agent Toolkit Java Edition : SNMPネットワーク監視エージェント開発ツール
- WebNMS Framework : JavaベースのSNMP/CLI/TL1ネットワーク監視システム統合開発ツール
- WebNMS SNMP API : SNMPネットワーク監視システム開発用 Java APIライブラリ
- WebNMS CLI API : CLI(Telnet/SSH)ベースのネットワーク監視システム開発用Java APIライブラリ