Java SNMPエージェント開発ツールキット
WebNMS
Agent Toolkit Java Edition
Java対応SNMPエージェント開発ツール
TL1エージェント
WebNMS Agent Toolkit Java Editionは、JavaベースTL1エージェントを開発するための統合開発環境です。TL1は、テレコムキャリア向けデバイスおよびアプリケーションの管理において広く使用されているプロトコルです。TL1をサポートすることは、テレコムデバイスとアプリケーション管理においてはとても重要です。OEMベンダ、エンタープライズ、ミドルウェアISV、サービスプロバイダは、標準的なネットワーク管理コンソールからアプリケーションとデバイスを管理するためにTL1エージェントが必要です。
WebNMS Agent Toolkit Java Editionの統合ネットワーク管理エージェント開発環境は、標準ベースで生産性が高く、開発期間を短縮可能なTL1エージェント開発プラットフォームを提供します。
主な特長
- Bellcore GR831、GR815、TR835標準に準拠。GR199のプロビジョニングメッセージを実装
- GR815、TR835で定義されているセキュリ機能を提供
- TL1 Northboundインターフェース
- リクエストをより早く振り分けるための非同期メッセージ処理
- NE上で指定時間後に実行するための入力メッセージキューイングを可能とするDelayed Activation
- 制御機能を提供するためのコマンドをデフォルト機能として提供
- トランスポートプロトコルをプラグインするためのプロトコルプロバイダインターフェース
- 受信リクエスト数、送信レスポンス数、送信Autonomous Message数などのエージェント情報を自己監視
- TL1 Javaエージェントの管理情報を保存するための永続化ストレージ機能
- GR833で定義されている全てのコマンドを標準実装
開発者のメリット
- エージェント開発環境 : TL1エージェントを開発するための統合漢発環境です。開発者の生産性を向上し、市場投入期間を短縮することが可能です。
- スタンダードアーキテクチャ : 標準的なTL1とXMLプロトコルを実装しているため、標準的な管理コンソールに統合するために様々なプラットフォームを提供します。
TL1エージェント開発手順
Agent Toolkit は、TL1エージェント統合開発環境を提供します。
- 開発者は、TL1 Message Builderでコマンドセットファイルを生成、編集が可能です。
- TL1 Compilerにコマンドセットファイルをロードし、スタブファイルを生成します。TL1エージェントフレームワークには、デバイス固有の仕様に従い、管理機能を実装することができます。
- 実装後、TL1エージェントをコンパイルします。
- TL1 Browserもしくは他のTL1マネージャを使用し開発したTL1エージェントのテストと確認を行います。
以下の図は、エージェントの開発手順を示しています。
TL1エージェントランタイムアーキテクチャ
以下の図では、TL1エージェントランタイムアーキテクチャのコンポーネント構成と機能を説明しています。
TL1エージェントのコンポーネント
- トランスポートプロバイダ : TL1エージェントとマネージャ間で通信を確立し、マネージャからのリクエストを受信します。
- セキュリティ : メッセージ処理を行う前に、入力メッセージを認証し、正当性を確認します。認証が失敗した場合は、廃棄します。
- メッセージ処理 : マネージャリクエストを解析します。全てのコマンドコードリスナーのリファレンスを管理し、TL1入力メッセージを処理します。
- エージェントスタブ : エージェント固有機能の実装を行うファイルです。
サポートするTL1標準
WebNMS Agent Toolkit Java Editionは、以下のようなTL1標準をサポートしています。
Standard | Description |
GR 831 | Defines the syntax for the TL1 Messages. |
GR 815 | Generic security features required of a total NE/NS environment. |
TR 835 | Describes Bellcore's view of message structures and data elements for Network Element and Network System Security Administration (NESSA) functions that are related to the generic requirements for Network Element (NE)/Network System (NS) security described in GR815. |
GR 199 | Provisioning Messages |