ソリューション
組み込みエージェント
機器(デバイス)管理はネットワーク管理には不可欠な機能です。ネットワーク機器はネットワークの重要な構成要素であり、構成および管理において標準プロトコルが利用できることは非常に重要です。ネットワーク機器ベンダーは、標準ベースの構成および管理機能を、ネットワーク機器に持たせる必要があります。
顧客や市場の要求にしたがって、ネットワーク機器ベンダーは、SNMP、TL1、CLIのエージェントを実装する必要があります。組み込みシステムやJava実行環境を持つ機器でエージェントを実行することが必要とされます。また、そのエージェントは、WebNMS Frameworkや、他のネットワーク管理/システム管理ツールにより機器管理を可能とするために、標準に基づいている必要があります。エージェント開発は、プロトコルに関する専門知識を必要とし、それを得るには時間とコストがかかります。これらの要素は、製品の市場投入期間を非常に長いものとします。
WebNMS Agent Toolkit C Editionのソリューション
WebNMS Agent Toolkit C Editionは、SNMP、TL1、CLIプロトコルのエージェントを構築するための、効率のよいエージェント開発環境を提供します。プロトコルごとの基本的なエージェントの雛形を提供するため、組み込みシステムとして短期間でエージェントを開発できます。
WebNMS Agent Toolkit C Editionにより開発されたエージェントは 、WindRiver VxWorks、OSE Delta、QNX Neutrino、Windows CE などのリアルタイムOSで稼動します。MIB Editor、TL1 Message Builder、Agent Compiler、TL1 Craft Interface、MIB browser、CLI Editor、CLI Browserなどのツールをバンドルし、開発者がエージェントを開発しやすい環境を提供します。
WebNMS Agent Toolkit C Editionの概要- スタンドアロンのSNMP、TL1、CLI エージェント、および、マルチプロトコルエージェント開発のサポート
- ANSI C 標準準拠
- Windows、Linux、Solaris、Unix、Free BSD、Net BSD、HP-Unix、OS2のような汎用的なプラットフォームのサポート
- VxWorks、OSE Delta、QNX Neutrino、WindowsCEなどのリアルタイムOSのサポート
- 容易なプロトコル追加
- 最低限の使用メモリ、CPU負荷
WebNMS Agent Toolkit Java Editionのソリューション
WebNMS Agent Toolkit Java Edition は、組み込みJVMをサポートしたネットワーク機器にSNMP管理機能を提供します。そのSNMPエージェントは非常に小さく、さまざまな組み込みシステムに組み込めるように設計されています。Javaが実行可能な機器に対して構成と管理機能を提供します。
サポートする組み込みJVMWebNMS Agent Toolkit Java Editionで、開発されたSNMPエージェントは以下の環境で稼動します。
- Newmonics (PERC VM)
- GCJ (GNU)
- IBM Visual Agent Micro Edition
(注:J2MEに準拠するすべての組み込み環境をサポートします。)
- スタンドアロンのSNMP v1およびv2cエージェント開発のサポート
- イベントハンドリング(通知)とSNMPオペレーションが可能
- エージェントの開発およびテストのための多くのツール
詳細については以下を参照してください。
OEMおよびサービスプロバイダ向けソリューション一覧
- EMS/NMSソリューション
- MSP向けリモート管理ソリューション
- メディエーションソリューション
- TL1管理ソリューション
- SNMP管理ソリューション
- 組み込みエージェント
- TMF管理ソリューション
関連情報
- SNMPとは [用語 意味解説]
- ネットワーク管理とは [用語 意味解説]
- TL1とは [用語 意味解説]
- IPv6とは [用語 意味解説]