ソリューション
TL1 : Transaction Language 1
TL1とは
TL1(Transaction Language1)は、テレコムキャリアネットワークで使用されるASCIIベースのネットワーク管理プロトコルです。オプティカルネットワーク(SONET)、ブロードバンドネットワーク、アクセスネットワークの管理標準で、主に、北米のテレコムエリアを中心に使用されています。
TL1では、ネットワーク管理システムとネットワーク機器間のインターフェースを規定し、オペレーション、管理、保守に利用されます。TL1エージェントは装置上の管理データへのアクセスを可能にし、TL1マネージャは管理装置の監視と制御を行います。TL1メッセージは、バイトストリーム形式で送受信されます。
このページのトップに戻るネットワーク管理機能
装置上のTL1エージェントと管理アプリケーションにより、次の機能を実行します。
- アラーム/ネットワーク監視
- パフォーマンス監視
- ネットワークセキュリティ管理
- インベントリ管理
標準
GR-831 "Operations Application Messages - Language for Operations Application Message" - Telcordia Technologies(Bell Communications Research, Inc. : Bellcore) により規定されています。
このページのトップに戻るメッセージタイプ
ネットワーク管理システムは、ネットワーク機器を監視、管理するために、次のようなネットワーク管理プロトコルを使用します。
- Input Message : 監視アプリケーション(マネージャ)からネットワークデバイス(エージェント)に送信されるコマンドです。このメッセージにより、エージェントは何かのアクションを実行します。
- Response Message : Input Messageに対するレスポンスコマンドです。このメッセージは、コマンドの結果と応答すべきデータを含んでいます。
- Acknowledgment Message : Input Messageコマンドを受け付けた、もしくは拒否したこと示すためにネットワークデバイスから送信されます。このメッセージの主な目的は、受信したコマンドの処理に長時間かかるのをユーザに伝えることです。
- Autonomous Message : デバイス上で発生する定期的なイベント、もしくは異常なイベントをマネージャに通知します。
OEMおよびサービスプロバイダ向けソリューション一覧
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関連情報
- SNMPとは [用語 意味解説]
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