仮想ネットワークの作成と設定
WebNMS
Simulation Toolkit
ネットワーク管理エージェントシミュレーション
ネットワークシミュレータ(Network Designer)
WebNMS Simulation Toolkitに同梱されているネットワークシミュレータ(Network Designer)は、テンプレートベースのデバイス追加やデータ保存、一括設定機能を提供しています。この機能は大規模ネットワークの短時間で実行、ディスク使用量を削減することもでき、優れたネットワークパフォーマンスを発揮します。
機能
- 標準デバイスライブラリ
- 新規デバイス追加
- 複数デバイスを含むネットワークを一括作成
- ネットワークビュー
- ネットワークトポロジー
- テンプレートデバイスと一括設定
- 個々のデバイス設定
- IPアドレス、ポート、SNMP、OIDの一括編集
- ネットワークパフォーマンスの向上
使い方(動画)
標準デバイスライブラリ
次のような事前定義デバイスを使用したシミュレーションが可能です。
- すぐに使用可能なデバイスライブラリにて、ホスト、プリンター、ルーター、スイッチ、pixファイアーウォールやケーブルモデム、TL1などのデバイスを事前定義
- SNMP、Cisco IOS、Telnet、TFTP、FTP、TL1に対応
- SNMPエージェントのOID値、トラップ、Inform、動作スクリプトの設定
- 実機デバイス上のSNMPエージェントから現在値の記録
- ルーターやスイッチのIOSコマンド追加・編集
- Telnetデバイス上のTelnetコマンド追加・編集
新規デバイス追加
次のような事前定義デバイスを使用したシミュレーションが可能です。
- MIBベースまたはSNMP WALKファイルを指定し、デバイス構成に新たなデバイスを追加
- SNMP、Cisco IOS、Telnet、TFTP、FTP、TL1対応
- TFTP/FTPサポートの有効/無効化
ネットワーク作成ウィザード(Network Creation Wizard)
次のような事前定義デバイスを使用したシミュレーションが可能です。
- 事前定義済みデバイスライブラリを使用し、最初のIPアドレスおよび追加するデバイス数を指定することで、ネットワーク上にデバイスを一括作成します。
- ネットワーク起動時におけるIPアドレス設定機能
- ネットワーク作成中に固有OIDに値を設定。以下のような固有値によるシミュレーションが可能です。
- 指定値の増加
- IPアドレス / ユニークな値の設定
- ランダム値の設定
- 対数の設定
ネットワークビュー
以下のような事前定義デバイスを使用したシミュレーションが可能です。
- デバイスの名称、IPアドレス、サポートプロトコルやポート番号など、デバイス独自の情報を記載したアイコンやリストでネットワークを閲覧
- デバイスのIPアドレスは自動でipAddrTableを自動更新
- デバイス名称はRFC1213-MIBグループのsysNameを自動更新
- 各デバイスにMacアドレスを割り当てifPhysAddressを自動更新
ネットワークトポロジー設定および表示
次のような事前定義デバイスを使用したシミュレーションが可能です。
- トポロジー描画エリアにデバイスをドラッグし、装置間の接続を設定。
- スイッチに接続されたルーター(ホスト)のMACアドレスはそのスイッチが持つするdot1dTpFdbTableに設定
- ルーター(スイッチ)に接続されたデバイスのIPアドレスはipNetToMediaTableに設定
- 装置間のトポロジーを視覚化
- トポロジーで既存のコネクションを無効化
テンプレートデバイスとテンプレートベースの一括設定
次のような事前定義デバイスを使用したシミュレーションが可能です。
- テンプレートデバイスをダブルクリックし、次にネットワーク上で作成されたテンプレートベースのデバイスを強調表示
- テンプレートデバイスの設定はネットワーク上にある全てのテンプレートベースデバイスに反映
- SNMPエージェントの値、トラップ、Inform、動作スクリプトをテンプレートベースで設定
- SNMP, TFTP, CLI, Telnet プロパティをテンプレートベースで設定可能
- 単一画面上でルーター(スイッチ)のプロパティを設定可能
- 設定変更を反映させたいテンプレートベースのデバイスを選択・選択解除
デバイスの個別設定
次のような事前定義デバイスを使用したシミュレーションが可能です。
- SNMPエージェントの値、トラップ、Inform、動作スクリプトの設定。実機デバイス上のSNMPエージェントから現在値の記録
- 単一画面上でルーター(スイッチ)のプロパティを設定
- 各デバイスの特定のプロトコル、あるいはデバイスそのものを起動・停止
- 選択したデバイスの動作スクリプトあるいはタイマートラップを開始・中止
IPアドレス、ポート番号、SNMP OIDの一括編集
次のような事前定義デバイスを使用したシミュレーションが可能です。
- 全てのIPアドレスもしくは指定した範囲のIPアドレスの値を増やす。またはファイルから読み込んだIPアドレスを設定
- 全てのデバイスのポート番号を同一ポート番号で一括変更。または、1つずつ増加可能。
- ネットワーク上に存在する全ての選択されたエージェント内で、特定のMIBノード(interested value)値を編集可能
- 全てのデバイスのMIBノード値を同一値で変更。または特定値での増加および$から始まるマクロを利用して編集可能
ネットワークパフォーマンスの向上
作成時間や起動時間の短縮、メモリ負荷の軽減、コマンド処理の実行速度など、ネットワークシミュレーションのパフォーマンスが向上しています。詳細は、WebNMS Simulation Toolkit 5と6のパフォーマンス比較表(米国)をご覧ください。
使い方
新規ネットワークの作成方法
設定値を一括変換する方法
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