ソリューション
Acknowledgment Message : 確認応答メッセージ
Acknowledgment Message
Acknowledgment Message は、Input Messageに対する簡単な確認応答メッセージです。 ネットワーク機器はローカル端末からの標準入力コマンド、カスタムコマンド、またはメッセージによって確認応答が出来る可能性があります。
一般的には、Acknowledgment Message の後に、コマンドに対するResponse Message が続きます。 しかし、Acknowledgment Message のみがコマンドによって生成される場合があります。 コマンドへのResponse Message を2秒以内に送信することが出来ない場合は、確認応答メッセージを使用します。
Acknowledgment Message のフォーマットは次のとおりです:
<Acknowledgment Code>^<CTag><CR><LF>>
Acknowledgment Code
Acknowledgment Code により確認応答の理由が識別可能です。
Acknowledgment Code の有効値と意味は次のとおりです。
- 1. IP - In Progress and Printout Follows
- リクエストが開始されました。確認応答は終了通知、または終了通知とコマンドの結果を出力メッセージとして発生させます。 これらは、長い実行時間を必要としているテストメッセージ、またはアクセスメッセージとしてよく使われます。 これらの確認応答の後には、Completed 、またはDenied 応答メッセージのどちらかが送信されます。
- 2. OK - ALL Right
- コマンドを受け取り、リクエストされたアクションが開始、完了しました。 さらに、OK はCAN(取り消し)キャラクタを含むことにより、コマンドがキャンセルされた場合の応答に使われます。
- 3. NA - No Acknowledgment
- リクエストされたコマンドの開始、または実行が不可能な場合にこのコマンドを送信します。 異常な条件下で、コマンドを受け取った後、処理のコントロールを失った場合に、NAが送信されます。 また、コマンドの送信中に通信の影響があった場合、状況に対応するために使用できます。 コマンドのCTag値が確定していない場合、確認応答のCTag値として0が使用されます。
- 4. NG - No Good(Not Used)
- コマンドは有効ですが、リクエストされたアクションが現在のシステム、または装置の状態と衝突します。 システムリソース不足の場合は、NGの代わりにRLを使います。 このAcknowledgment Code は出力応答メッセージにおいて、同じ情報を意味する特定のエラーコードを使うことが出来るのでめったに使用されません。
- 5. RL - Repeat Later
- システムのオーバロード、過度の待ち行列の長さ、プログラムビジーなどでシステムリソースを利用できないため、リクエストされたアクションが実行できません。 コマンドは何らかの応答の後に送信できます。
CTAG
CTAG はAcknowledgment MessageとInput Messageとを関連付けるために使用します。
終端文字
「>」文字は確認応答の終了を示します。
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