ソリューション
Response Message : TL1応答メッセージ
Response Message
Response MessageはTL1 Input Messageでリクエストされたタスクが完了したときにネットワーク機器からOSSに送信される出力メッセージです。
Response Messageの前にAcknowledgment Messageが送信されるかもしれません。
単純なResponse Messageは要求されたタスクまたは操作の結果を返し、それはタスクが完了したかどうかを示します。
複雑なResponse Messageでは、タスクの状態に加えて、データを含みます。
TL1 Response Messageのフォーマットは次のとおりです:
<header><response_id>[<response_block>]<terminator>
Response Header
Response MessageのHeader Block のフォーマットは次のとおりです:
^^^sid^year-month-day^hour:min:sec
^記号は、一つのスペース(空白文字)に該当します。
SIDは送信元の識別子、year-month-dayとhour:min:sec はメッセージの日付と時間を表します。
- SID
- Source Identifier はメッセージを送信するネットワーク機器を特定するための名前を表します。SID はTarget Identifierと同様のものです。
Response ID
Response ID(応答ID)は出力メッセージ(Response Message、またはAutonomous Messasge)のタイプを表します。
Response IDのフォーマットは次のとおりです:
M^^<CTAG>^<Completion_Code>
- M:Response MessageとAutonomousの区別に使われます。
- CTAG:Input Messageと関連付けるための連携タグを示します。
- Completion Code:タスクの状態(成功、または失敗)を示します。
Completion Codeタイプ | パラメータ |
---|---|
成功応答コード | COMPLD:リクエストした操作の完了を示します。 DELAY:リクエストした操作の遅延起動の成功を示します。 |
その他応答コード | DENY:TL1コマンドの失敗を示し、失敗の理由をエラーメッセージで提供します PRTL:TL1コマンドの部分的な成功を示します。リクエストしたアクションがいくつかのAIDで成功しましたが、すべてではありません RTRV:TL1コマンドが成功したことを示します。しかし、メッセージが非常に長いので、複数パートで返されます。最後の応答にはCOMPLD応答コードが設定されます。 |
- エラーカテゴリ
- TL1コマンドが失敗した場合は、応答メッセージはエラーコードを持ちます。エラーコードは次のとおりです。
EXXX : 装置エラー
FXXX : 障害エラー
IXXX : 入力エラー
PXXX : 権限エラー
RXXX : リソースエラー
SXXX : ステータスエラー
Response Block
TL1出力メッセージは、Text Blockを含みます。Text Block は出力メッセージとペイロードの本体で構成されます。
Response Messageでは、これらのText Block が応答ブロックと呼ばれます。応答ブロックは引用符付きライン、引用符なしライン、またはコメントを含みます。
Text Blockのフォーマットは次のとおりです。
((<cr><lf>^^^<unquoted line>)|(<cr><lf>^^^<quoted line>)|(<cr><lf>^^^<comment>))+
「^」記号は、一つの半角スペース(空白文字)に該当します。
- 引用符なしラインは、スペースまたはスペースとコンマで分けられたパラメータ(name definedまたはposition defined)のリストにより構成されます。
- 引用符付きラインは、二重引用符(")を持つテキストです。
- コメントはネットワーク機器からOSに送信されるフリーフォーマットのテキストメッセージです。コメントは /* で始まり、 */ で終わります。
Terminator
Terminator のフォーマットは次のとおりです:
<cr><lf>( ; | > )
セミコロン「;」は出力メッセージの終了を示します。「>」は応答に関連するさらなる出力を示し、その他のHeader が続きます。
出力メッセージの最大サイズは4096バイトです。最大サイズを超えた場合には、出力メッセージは同じCTAGで複数の応答に分割されます。
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関連情報
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